7月最後の土曜日、毎年恒例の「やくしま夏まつり」が、川辺の港町・安房(あんぼう)で催された。昨年の夏まつりは大荒れの天気で翌日に延期。翌日も午後から再び雷雨に見舞われ、午前中を除き、ほとんどの催しは中止になってしまった。

今年は昨年の分を取り戻すかのように、朝から穏やかに晴れ渡った。夏まつり最初のイベントは、カヌー教室とカヌー競争。朝10時からの開催だ。安房川ではここ数年、カヌーを漕ぐ姿がよく見られるようになり、夏の風物詩となっている。この日は無料でカヌーに乗れる絶好のチャンス。僕も子供たちを連れて、安房川へと向かった。
ほぼ10時ぴったりに到着すると、すでに何艇かのカヌーが川面に浮かんでいた。僕たちも受付を済ませ、川岸でライフジャケットを着用して順番を待つ。我が子らにとって、カヌーに乗るのは初めての体験。「もし川に落ちたら…」というレクチャーは、あえてせずにいた。そのせいもあってか、二人とも怖がる様子はまったくない。下の息子は僕と同じ艇に、上の娘は僕の艇とロープで結んだ別の艇に乗り込む。徐々に岸を離れ、川の真ん中へと漕ぎ進む。いよいよ子供たちも怖がるかと思いきや、意外にも川面のクルージングを楽しんでいた。
充分に堪能したら岸まで戻り、一旦家に帰ろうかという時、息子の通う幼稚園の先生がカヌー競争のパートナーを探しているという。カヌー競争は3人1組のリレー形式。先生と一緒に来ていた3人の友人が1チームを編成するらしく、あぶれてしまった先生は出場できないというのだ。賞品もあるようだし、せっかくだから出てみるかと、その場にいた我が子の友達のお母さんを巻き込んで、即席のチームを結成。このチーム、男性は僕だけなのだが、主催者側の判断により、なぜか「男子の部」として参戦することに。なんということはない。男子チームは僕たち以外に2チームしかエントリーがなかったからだ。僕たちもただ楽しめればよかったので、特に気にすることもなかった。




