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道脇の風景

2006年6月19日

屋久島は今、梅雨の真っ只中。島全体が潤うときだ。この島の梅雨には抑揚がある。シトシトと一定に雨が降り続く感じではなく、ドカッと降ったりパラパラと弱くなったり、晴れているのに突然スコールのような雨に見舞われたり…。同じ島の中でも、北と南、東と西ではまったく天気が異なることも多く、クルマで島を走っていると、天気がコロコロとめまぐるしく変わる。島が丸ごと山岳の地形をなす、屋久島独特の天候だ。

クルマで島の外周を通る県道を走っていると、いつも気になる川がある。普通に集落を抜ける場所にあるのだが、その川に架かる橋を渡るとき、パッとその川の上流に目を向けると、山深い渓谷の風景が、ほんの一瞬だけ脳裏に焼きつけられる。この季節は特に、両岸に繁茂する木々は青々とし、川は躍動感にあふれ、たった一瞬でも色濃く脳裏に刻まれる。その風景が、どうにも気になって仕方がなかった。

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