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のどかな里を歩く大会

2006年2月6日

「たまには山ではなく、里を歩くのもいいか」

毎年2月に開催され、今年で22回目を迎える「ジョギングやくしま」。これに一緒に参加しないかと友人に誘われて、家族揃って参加してみることにした。開催地は、昨年11月に「ラムサール条約」の登録地として指定された、「永田いなか浜」のある永田集落周辺。上屋久町主催の大会で、「7kmコース」と「4kmコース」、そして「4.5kmウォーキングコース」の3コースがある。我が家はもちろん、ウォーキングコースを選択。のんびり散歩を楽しもうというわけだ。

2月に入って最初の日曜日。開催当日は絶好の「散歩日和」に恵まれた。永田は、僕の住む安房とは、ちょうど島の反対側に位置する、最も遠い集落。クルマでたっぷり1時間はかかる距離だ。たかが散歩をしに、わざわざ永田まで行くのだ。果たして、それだけの価値はあるのだろうか。

朝早くからのドライブは久しぶりだ。マリンブルーとエメラルドグリーンの入り混じった海を眺めながらのドライブは、気分がいい。この風景に出会えただけでも、来たかいはあった。会場の「永田小学校」に到着すると、かなりの人で賑わっている。聞くと毎年1000人くらいが参加するという。

まさに島の一大イベントだ。ゴールをすれば、「完走・完歩証」あり、ポンカンありで、さらに抽選会まであって参加費無料というのが嬉しい。これも人気の理由のひとつなのだろう。ゼッケンを着けたり、計測があったりするわけでもなく、変な緊張感がなく、いい意味で適当な雰囲気なのも、またいいのかもしれない。

いよいよスタート。見たところ、ほとんどの参加者はウォーキングコースのようだ。のどかな田園風景の中を、数百人もの人が列をなして歩き出す。おそらくこれほど多くの人がこの集落を歩くのは、一年のうち、この時くらいのものだろう。松林の公園を抜け、小船の浮かぶ細い水路を越えると、しばらくはウミガメが上陸する白い砂浜と碧い海を眺めながら歩く。途中、丘の方へと曲がったあたりから、団子状態だった集団は少しずつ散らばり始め、ようやく自分のペースで歩けるようになる。

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