(文=中村 孝則:コラムニスト)
パリで開催される『ニュイ・ブランシュ』という大イベントをご存知だろうか?
日本語に訳すと白夜祭。毎年10月のはじめの土曜日か日曜日に、日暮れから翌朝の日の出までオールナイトで繰り広げられる文化イベントである。初開催は2002年の10月。当時のパリ市の助役クリストフ・ジラール氏が発案し、パリ市長のベルトラン・ドラノエ氏によって実現された。
『ニュイ・ブランシュ』は、なかなか画期的な都市型イベントで、パリという都市をキャンバスに、アートやコンサートやスペクタクルを繰り広げようというものだ。この夜は、メトロも無料で運行。パリ市庁舎までも市民に開放してしまうという、大胆な試みであった。いまでは、パリ市民にもすっかり定着し、第7回を迎えた昨年は、100万人以上を動員し世界的にも有名になっている。




