
2007年、354のエントリーがあったコンペで見事優勝したものの、プラハの景観をそこねると理由で、暗礁に乗り上げている「チェコ新国立図書館」。タコのようなフォルム、斬新なカラーコンビネーションは、まさに「フューチャー・システムズ」の身上。
しかしカプリツキー氏は、その後も「フューチャー・システムズ」の名で精力的に創作活動を展開し、2007年にチェコの国立図書館のコンペで、堂々優勝。しかし、イエローとパープルのタコのような奇抜なフォルムでプラハの景観にそぐわないと、プラハ市長、チェコ大統領などが建設に大反対、未だにプラハ市民の間でも物議を醸しているそう。この国立図書館以外にも、様々なプロジェクトを抱えて急逝したカプリツキー氏。氏の無念な思いは、到底想像には及ばない。プラベートにおいても、2年前チェコ人の映画プロデューサー、エリシュカさんと再婚し、亡くなる数日前まで、もうすぐ生まれてくるエリシュカさんとの第一子について知り合いたちに嬉しそうに話していたそうだ。そして劇的なことに、1月14日の午後に生まれた赤ちゃん、ヨハンカちゃんに対面してから、同日夜にプラハの街で突然倒れ帰らぬ人となった。
カプリツキー氏のオリジナリティー溢れるクリエーションをより多く世に残すためにも、反対派の人々を何とか説得し、チェコの国立図書館建設がなるべく早く始まってほしいという願いをこめながら、偉大なる建築家の冥福を祈りたい。=合掌=
2008年のコンペで優勝した、チェスキー・ブディェヨヴィツェ(Ceske Budejovice)の文化センター。こちらは、2010年工事開始予定。この作品が、カプリツキー氏の最後の作品となった。
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Future Systems
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