Text & Photos by Yori Irisawa
今回の世界的“Recession(景気後退)”の震源地と見なされているNY。しかし、ニューヨーカーは、もともとお金の使い方には堅実な方であるため、不況とはいえ、この逆境を乗り越える術を心得ているようだ。さらに、ここまで景気が悪くなる前から、もともと、日本よりずっとリーズナブルで良質なサービスや商品、そして、コスト・パフォーマンスを意識した習慣、トレンドが、この街には多く見受けられていた。
不況のさなか、果たして、ニューヨーカーはどのように生活のクオリティを保っているのだろう。ここでは、ニューヨーカーのスマートな節約方法を披露。ニューヨークへ出張や旅行する際に参考にしていただければ幸いである。
食事のスタイルの変化が不景気に功を奏す?
この数年、ニューヨーカーの食事のスタイルが変わってきた。その変化は、昨今のヘルシー嗜好の人々の増加に影響されている。では、どんな例があるのか挙げてみたい。
・オーダーした料理を“シェア”する
ニューヨークのレストラン・シーンで、従来は、アントレ、メイン、それぞれに一人一皿ずつオーダーする傾向があった。しかし、ここまでの不況になる少し前から、“シェア”、つまり、一皿頼んで何人かで取り分けるスタイル(通称:「ファミリー・スタイル」)が、いろいろなレストランで取り入れられ、無理して料理をオーダーするよりヘルシーで節約にもなると、人々に受け入れられてきている。
・バーで小皿料理を楽しむ
さらに、気軽にバーでクオリティの高い小皿料理を楽しむ人が増えてきた。「dell’anima」や「Terroir」などカウンター席メインの店では料理はもちろんワインまで$4〜と値段も良心的だ。
どの料理も少量ゆえにいろいろな種類を試すことができる上に、自分で量もコントロールできるので、特に女性客の心をつかんでいるようだ。





