エド・ヘイルさん
(ロックバンド「Transcendence」シンガー・ソング・ライター/40代)

イランとアメリカの国交を円滑にするため尽力している異色のミュージシャン。過日の国連総会時にはイランのアフマディーネジャード大統領と接見した
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11月、次期大統領候補に投票することは、多くのアメリカ人にとって大変な決断だが、興味深いことだと思います。過去の選挙で二人の悪しき候補の中から無理してベストを選ばねばならなかったときと違って、今回は、いずれの候補も、悪評はあるものの、ある程度の卓越した資質も兼ね備えているからです。
一部には、マケインのことを“老いたブルドッグ”と言う人もいますが、戦争経験者であり、愛国主義者である彼は、多くのアメリカ人から共感をもたれていると思います。確かに、アメリカのために何年も兵役を体験した彼個人としての功績は尊敬します。とはいえ、経済から環境に至るまで政策が明確ではないし、時代遅れのイデオロギーを振りかざしているマケインに賛成すべきところはほとんどありませんね。さらに、副大統領候補にサラ・ペイリンを選んだことは、すでに彼の敗北を決定付けたと思います。彼女を選んだことは彼の本意ではなかったと思いますけどね。
一方のオバマは、ハーバード大学法学部を卒業し、自分流のやり方で努力して、とても若くして成功を収めました。まさにアメリカに昔から伝わる立身出世物語を体現し、アメリカン・ドリームを象徴しているわけです。私は、彼を素晴らしい男だと思いますが、この国に幸せをもたらすとは思えないのです。外交経験が乏しいことは、彼の最大のネックとなるでしょうね。しかし、だからって(副大統領候補に)ジョー・バイデンを選んだことは間違いだったと思います。
イラク戦争のぬかるみに嵌っていたり、金融危機があったり、アメリカは問題が山積みです。誰が大統領の座を勝ち取ろうとも、残念ながら、地球上で一番タフな仕事を請け負うことになるわけです。結論として、私はオバマに投票することになるでしょう。そして、彼がこの国を再生してくれるなら、できる限りの協力をしたいと思います。




