(文=長坂 道子)
6月7日から29日まで、スイスとオーストリアの共催で、サッカー欧州選手権「EURO2008」が開催されている。各試合の結果などはスポーツ記事におまかせするとして、今欄では、開催国の一つであるスイスから、地元の雰囲気をお伝えしようと思う。
4年に1度、ちょうどオリンピックの年と重なる形で開かれる、サッカーのヨーロッパ選手権。もしかすると、ワールドカップよりランクが下というイメージがあるかもしれないが、サッカー大陸ヨーロッパでは、歴代の近場の宿敵同士が火花を散らす大会とあって、むしろこちらのほうがファン魂が熱くなる部分もあるようだ。さらに、1954年のワールドカップ開催以来、実に54年ぶりにスイスで行われるサッカーの国際大会。なんとか成功させて小国の国威を揚げたい。そんな思惑を反映してか、早い時期から雰囲気はかなりの盛り上がりをみせていた。

鳴り物入りで登場した“ファンゾーン”も、連日の雨でどこか物悲しかった大会中盤




