(文=粟野 真理子、写真=萩 原功、監修=プライヴ編集部)
東京版が生まれた理由

昨年の11月に初の「東京版」がお目見えしたことで、日本でも有名になったミシュランガイド。1900年代から続いている本国フランスでは、2008年度版が今月発売された。ご存じの通り、フランスのタイヤメーカー、ミシュラン社によって出版されているガイドブックの一つで、赤い装丁の本“Le Guide Rouge”が、レストランの評価を星の数でランクづけることで知られる「レストラン・ホテルガイド」だ。星の数3つが最高とされ、3ツ星のレストランになることが、言わばレストランのステイタスと認識されることが多い。
レストランの調査にあたっては、ミシュランの社員が、名前を名乗らず、一般の客を装っていく覆面調査に徹し、公平な評価を下すようにという配慮のもと進められてきた。ただし、料理の良し悪しだけではなく、店の設備やサービスの質、ワインリストの充実など、さまざまなメンテナンスも評価の対象となるため、時々その評価のあり方を疑問視されることも多く、数年前からその内容を問われ続けてきた。




