(文=粟野 真理子、監修=プライヴ編集部)
パリには、ルーヴル美術館やオルセー美術館をはじめ、国立近代美術館、ピカソ美術館、ロダン美術館など錚々たる美術館があり、美術館巡りが楽しい都市だ。近年ではルーヴル美術館を舞台にしたダン・ブラウンの推理小説「ダ・ヴィンチ・コード」が世界中でベストセラーになり、その映画も大ヒットとなった。こうした影響を受けて、ルーヴル美術館がますます注目され、入館者が増加しているという。
それに加え、2006年にはエッフェル塔の近くに、アフリカやアジア、南北アメリカ、オセアニアの文化を網羅したケ・ブランリー美術館がオープン。コンコルド広場の隣、チュイルリー公園内にはモネの大連作「睡蓮」を天井からの自然光で鑑賞できるというオランジュリー美術館がリニューアル・オープンした。いまパリでは続々と個性的な美術館が登場しており、新たな美術館ブームを巻き起こしている。
リニューアルオープンしたプチ・パレ
2005年12月にリニューアル・オープンしたパリ市立美術館。一般にプチパレと呼ばれているもので、これは1900年のパリ万国博に建設された。向かい側に建つグランパレと対をなす壮麗な建築だ。プチパレは、建設された当初のような、自然光のたっぷり入る展覧会場に戻すため、2001年から4年の歳月をかけて修復工事が行われてきた。


1900年の万国博覧会の会場として建てられた建物




