(文=粟野 真理子、監修=プライヴ編集部)
パリでは交通渋滞が慢性化。公害はどんどんひどくなっている。とはいえ、メトロは汚くてイヤという人や、タクシーは価格が高くて台数が少なかったり、バスは時間が読めないなど、交通手段にさまざまな問題を抱えている。そこでパリ市は数年前から、まずクルマの数を減らす政策を行っている。そのひとつが最近稼動しだしたヴェリブの自転車レンタルシステムだ。

ヴェリブとは、ヴェロ(自転車)とリーブル(自由)というふたつの言葉をミックスした造語。街のいたるところに、自転車レンタルステーションが設置され、レンタル自転車を気軽に借りられるシステムを作った。具体的には、レンタルステーションにある機械で加入手続きを行う。その後実際にヴェリブを使う場合は、1日用チケット(1ユーロ)、あるいは1週間用チケット(7ユーロ)を直接ステーションで申し込む。乗りはじめ30分以内の利用なら、距離の長短にかかわらず無料。30分を超えた時点から課金され、チケットの有効期限が終わる時に、チケット代に使用料を加算した金額が利用者のクレジットカードから引き落とされる。




