(文・写真=高玉 あかね、監修=プライブ編集部)
世界最大の国際家具見本市「ミラノ・サローネ」

並外れたスケールの大きさに驚く人も多い新会場「フィエラ」
毎年春になると、ミラノで世界最大規模のインテリア、家具&デザインの国際見本市「ミラノ・サローネ」が開催される。イタリア国内家具メーカーを中心に2000〜3000社が出展する新会場「フィエラ」の規模は、229,059㎡(東京ドームの約5倍)、会場を東西につなぐコンコースの距離は1,5kmといえばその規模がわかるはず。
今年のサローネは例年よりも来場者が多く、公式発表によると6日間の開催期間中にその数は27万人にものぼり、去年よりも20%多い結果となった。さらに驚くべきことは、その来場者の60パーセント以上がイタリア国外からで、まさに世界から最も期待され注目される一大イベントであることが伺える。
ミラノの街全体がイベント会場となる「フオリ・サローネ」
このサローネの醍醐味は、見本市会場「フィエラ」の規模や参加数の多さだけでなく、ミラノの街なかのショールームやブティック、美術館などで作品が発表される「フオリ・サローネ」にある。街全体がイベント会場といっていいほどインテリア一色に包まれ、連日イベントやパーティーが夜遅くまで繰り広げられる。今年は世界的に活躍するプロダクトデザイナーのステファノ・ジョバンノーニ本人のスタジオ兼自宅が新作パーティー会場となり、彼と一緒に自宅のソファーで寛ぎながらシャンパンを飲む光栄や、ドリアデのショールーム前に「スタルクデザインのバイクが何台も駐車されているのはなぜ?」と思っていると、バイカースタイルのスターデザイナー、フィリップ・スタルクが突如登場するという場面もあった。

「ドリアデ」前にスタルクが颯爽と現れると街を歩く人がうわっ! と歓声をあげた。その後のサイン攻撃
こんな嬉しいハプニングに遭遇するのもサローネならではだ。すべてのメーカーが新作モデルを一斉に発表し、今後のインテリア、トレンドを決定付けるサローネは、若手から大御所デザイナーまで自ら最高のプレゼンテーションをする場であり、力強いエネルギーを感じる“モノと人のパワー”に溢れている。「最近ますます海外デザイナーの活躍が目覚ましく、日本人デザイナーも大きく注目されている」インテリア好きの夫、マルコは長年サローネを独自の視点で見つめながら撮影してきた。彼と一緒に今年のサローネで気になったメーカーやデザイナーを紹介していきたい。




