
輸出専用モデルとして造られたため、左ハンドルのみであった。メーター・パネルなどにはFRPを使用。
SPL213は英国の薫りからなんとか脱却しようとしていた
エンジンはブルーバード1200などに用いられていた直列4気筒OHV1.2L。だいたい日産自動車が英国オールティンのノックダウン生産などをしていたこともあって、英国調のテイストのエンジンであった。55PSというパワーも、当時の人気モデル、MGミジェットの1.1L、56PSに準じたもの。米国市場では、そのライバルになることを目指したのであった。
ボディ・スタイリングはS211以来のもの。一応フル4シーターで、幌を被った姿もそれを連想させる。スチールになっていることは前述の通りだが、メーター・パネルなどにはFRPが用いられ、初代へのこだわりを見せた。
いま見直してみると、SPL213は英国の薫りからなんとか脱却しようとしていた、当時の日産の心意気のようなものまで感じられ、ちょっと感慨を深くさせられる。そういう意味では佳き時代の1台というものかもしれない。
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