
個性を主張するインテリア。一見、斬新にみえるけれど、実際の使い勝手は工夫の余地あり、という印象が残った。
意欲だけはピアッツァに勝っていたものの・・・
同様に、後に「E-PS(エレクトロ・ニューマチック・サスペンション)」という自動のセルフ・レベリング機能付エア・サスペンションも導入され注目を集めるが、取材した初期モデルは、まだレオーネと同じ凡庸な足周りの時代だ。
さて注目のボディ内外であるが、エクステリアは写真で感じていただくとして、インテリアもL字形のスポークのステアリング・ホイールにデジタル・メーター、スイッチ類をまとめた「コントロール・ウィング」など、意欲だけはなかなかであった。しかしながら、当時の試乗メモには、デザインのまとまり、使い勝手ともに同時期のいすゞ・ピアッツァの方がよほどこなれている、という印象が残されている。
先述したように、1987年には6気筒2.7Lのアルシオーネ2.7VXが追加され、さらに1991年9月にはモデルチェンジということで、水冷水平対向6気筒DOHC3.3L、240PSエンジン搭載のアルシオーネSVXに進化するが、肝心のスタイリングはジウジアーロ率いるイタル・デザインに委ねられた。ジウジアーロが先述のピアッツァのデザイナーでもあった、というのはちょっとした皮肉のようにも見えた。
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