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第43回 派生モデルなのに人気が集中 セリカ・リフトバック

2008年2月28日

セリカ・リフトバックは1970年にデビューしたセリカの追加バージョンといった印象であったが、人気は「LB」に集中していたようだ。

物理的、戦略的な策が込められていた

前回、1970年にデビューしたトヨタ・セリカを採り上げた。斬新なスタイリングもだが、それ以上に「フルチョイス・システム」と名付けた生産/販売システム、それによって、いっそう「パーソナルカー」という個性を主張、個人の乗り物というイメージをつくり上げたことが、振り返ってみて印象に残っている。

目論見通りに、セリカは若者のアイドルとなった。特別なクルマという意味からスペシャルティカー、スポーツカーと実用車の中間にあるスポーティカーというようなことばもセリカが元であったと記憶する。ヒット作になったことも事実だが、ちょっと予想と違うことも起きた。せっかくの「フルチョイス・システム」だったが、結局は最高バージョンのセリカGTのみがスポットを浴びることとなり、最廉価の「ET」のセリカを見る機会はほとんどなかった。

そうしたバックグラウンドを踏まえて、トヨタ・セリカLBを採り上げる。なるべく各ブランド、アトランダムにバラエティに富むように順に紹介していくのがつねであるが、先回のセリカを受けてのセリカLB、というわけである。

トヨタ・セリカLBは、1973年4月に発売された。「LB」とはリフトバックの意で、セリカ・リフトバックと呼ばれ、書くときはLBと書くけれどセリカ・エル・ビーと呼ばれることはなかった。基本的にはセリカの派生モデルとしてバリエーション拡大のために追加されたものだが、いくつかの物理的、戦略的な策が込められていた。

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