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第5回 ヴァンケル・エンジン搭載車のルーツ マツダ コスモ・スポーツ

2006年8月11日

マツダ・コスモ・スポーツは、コンパクトなロータリー・エンジン搭載車であることを強調して、低いボンネットラインが採用された。

いまや世界で唯一の「ヴァンケル・エンジン(ロータリー・エンジン)」搭載車をつくるマツダ。そのルーツにコスモ・スポーツがある。1963年の第10回全日本自動車ショウ(のちの東京モーター・ショー)、そこにはようやく完成の域に達した2基のエンジンが展示された。

それだけでなく、当時の松田恒次社長がまだ発表前の試作車を自ら運転して登場。耐久性を証明するために、帰路は広島までロングランしてみせて話題を呼んだ。それは翌年の第11回ショーでプロトタイプ展示に結びついている。

考えてみれば、エンジンの基本は100年前と変わりない。いかにエレクトロニクスで制御が緻密になり、経済性や性能が向上したとはいえ、基本的にはピストンの往復運動を利用している。

原理的にいえば、三角形のローターを回転させる「ヴァンケル・エンジン」の方が遥かに損失は少ないはずだ。サイズ的にもコンパクトにでき、部品点数も大幅に減少できる。完成すれば自動車史を塗り替えるほどの存在になるかも知れない…マツダにはそんな野望があった。

■詳しい内容はこちらをご覧ください。

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いのうえ・こーいち

理工系大学院修了。日本写真家協会(JPS),日本写真作家協会(JPA)会員。
主な連載誌は,小学館「ラピタ」,日本カメラ社「日本カメラ」,エイ出版「東京生活」,サドルシューズ「ミニフリーク」など。クルマをはじめとして,乗り物全般を愛好する。著書には「客車好き」(JTBパブリッシング),「ぼくの好きな時代,ぼくの好きな車たち」(エイ出版),「クルマ好きはやっぱりフェラーリが好き」(二玄社),「アルファ156」(経林書房),「世界の自動車100点」(講談社),「世界の名車」30巻(保育社),「男の鉄道ホビイ」(エイ出版社)などがある。

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