吸引力に的を絞った潔い設計が最大の魅力だ

これは内蔵式バッテリーの「4076DW」。ゴミ捨てが楽になった。昨年発売された最新モデルだ。
難点がないわけではない。業務用だけに、音は大きめだし、排気の勢いも強い。わが家の猫が食べこぼしたかつお節を、ノズルを取り付けず、本体のみで吸おうものなら、後ろから出た排気で、かつお節の粉が一気に舞い上がる。
また、紙パックを使うにせよ、フィルタータイプ式にせよ、排気はあまりきれいなほうではなさそうだ。
値段も、ハンディ・タイプのクリーナーとしては、かなり高めだ。私がイチオシにした9.6Vの「4093DW」と7.2Vの「4073DW」は、実売価格で1万2000円前後はする。内蔵式バッテリーのタイプになるとかなり安くなるが、それでも8000円前後と、このタイプとしてはやはり高い。

「4076DW」に付属するACアダプター。内蔵式バッテリーなので、コードを接続するだけで充電できる。
要するに、吸引力と頑丈さ以外に取り柄はないと言っても過言ではない掃除機なのだ。だが、シンプルに「ゴミを吸い込む」ことを追求した姿勢が潔い。それこそがプロの道具である。だいたい、電池という、限られたエネルギーを使うのだから、あれもこれもと盛り込めるはずはないのだ。それに、誰もが認める吸引力を前にすると、細かな不満はどうでもいいことに思えてくる。
この掃除機1台ですべてまかなうのは無理だが、サブ・クリーナーとしては絶大な威力を発揮する。おそらく、一度使えば、誰もが手放せなくなるだろう。本当にオススメの掃除機である。
(関戸俊章)
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