エリザベス女王の苦悩と人間性を描いた作品
クィーン
ダイアナ元皇太子妃が自動車事故で亡くなった直後、実際に英国王室で起きた混乱とエリザベス女王の苦悩を描いた作品。絶大な人気を誇るダイアナの死によって国民の間に王室批判が巻き起こる中、当時首相になったばかりだったブレアが国民と王室の橋渡し的な役割を担った点をクローズアップしている。エリザベス女王になりきって彼女の苦悩を熱演した主演のヘレン・ミレンは、主演女優賞の最有力候補とみられている。

<あらすじ>
1997年8月30日、ダイアナ元皇太子妃と恋人・アルファイド氏が乗った車が、猛スピードで追いかけるパパラッチとの激しいカーチェイスの末大破し、二人は死亡した。エリザベス女王とダイアナの不仲説はそれまでもたびたび取り沙汰されていたため、事故後国民の関心は一斉にエリザベス女王に向けられた。当初、チャールズ皇太子と離婚したダイアナは民間人であるため国葬は必要ないとし、バッキンガム宮殿に半旗を揚げることもしなかった王室の姿勢に国民の怒りは爆発、王室批判が巻き起こる。この事態を収拾するため、ブレア首相はエリザベス女王に解決策を提言する。悩んだ末にブレア首相の提言を受け入れたエリザベス女王はカメラの前に立ち、テレビの生放送で国民に向けて声明を発表するのだった──。

公開日・上映館:2007年4月GW、シャンテシネほか全国公開
監督:スティーヴン・フリアーズ
出演:ヘレン・ミレン、マイケル・シーン、ジェイムズ・クロムウェル
URL:queen-movie.jp

今年のアカデミー賞では日本人勢の活躍が注目されるが、これまで、アカデミー賞で受賞した日本の作品にはどのようなものがあったのだろうか。また受賞者にはどのような俳優や監督がいたのだろうか。以下の表を参考に見てみたい。

日本の受賞歴の中で、最も注目されたのは第29回(1957年)「サヨナラ」で「助演女優賞」を受賞したナンシー梅木。日本人俳優初の受賞者というだけでなく、東洋人で初めて助演賞を受賞したということもあり話題性はかなり高かった。
作品では、「外国語映画賞」を4度受賞しており、中でも「日本映画の巨匠の一人」と呼ばれた黒沢明監督の作品は、この賞を2度受賞している。また、第62回(1990年)の授賞式では彼の功績を讃える特別名誉賞が贈られた。
その他、最近では第75回(2002年)に宮崎駿監督作品「千と千尋の神隠し」が長編アニメ賞を受賞し、日本のアニメ映画を一気に世界に広めた。




