
今年のアカデミー賞授賞式は、日本人キャストを起用した『硫黄島からの手紙』が作品賞など4部門でノミネート、『バベル』の菊地凛子が助演女優賞ノミネートと、日本人としても見どころが多い。Part 2では、こうした日本人俳優の活躍に注目しつつ、作品賞候補の5作品を徹底紹介する。事前にそれぞれの映画の知識を仕入れておけば、授賞式の結果がもっと楽しめるはずだ。
日本人キャスト起用、全編日本語のハリウッド映画
硫黄島からの手紙
太平洋戦争末期の硫黄島戦を日米双方の視点から描く「硫黄島」2部作の第2弾。第1弾の『父親たちの星条旗』に続きクリント・イーストウッドが監督を務める。日本側の視点から硫黄島の攻防を描く今作は、主演の渡辺謙をはじめ二宮和也、伊原剛志、中村獅童ら日本人俳優が起用され、全編を通して日本語で撮影された。『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』に続きイーストウッドが3度目の監督賞受賞なるか、注目だ。

<あらすじ>
2006年、太平洋上の硫黄島で地中から数百通もの手紙が発見された。それは、61年前の戦争時にこの島で戦った日本兵たちが家族に宛てて書き残したものだった──。
太平洋戦争末期、陸軍中将・栗林忠道(渡辺謙)が硫黄島の新しい指揮官として着任する。アメリカ留学の経験があり西洋の軍事力に精通していた栗林は、この基地で長年使われてきた一時しのぎの戦法を一新し、地下要塞の建造を指揮する。同時に彼は、部下に対する理不尽な体罰も減らした。今までの指揮官とは全く違う栗林の登場に希望を抱く西郷(二宮和也)や、栗林の奇策に反発する伊藤中尉(中村獅童)。そして1945年2月19日、ついにアメリカ軍が硫黄島に上陸を開始した──。

公開日・上映館:全国松竹・東急系にて公開中
監督:クリント・イーストウッド
出演:渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、中村獅童、裕木奈江
URL:www.iwojima-movies.jp




