
今年のドイツ大会で、日本はオーストラリア、クロアチア、ブラジルといった強豪国のひしめく「グループF」で予選リーグを戦い、決勝トーナメント進出を狙う。
ほかにも、前回大会に続くブラジルの連覇はなるか? 地元ドイツをはじめとする欧州勢の巻き返しは? 注目のスター選手は?など、サッカーファンならずとも興味は尽きない。
そこで、今大会を楽しく観戦するための見どころを、テレビ各局から引っ張りだこの人気解説者、中西哲生さんに聞いた。
──ズバリ聞きます。日本チームは1次リーグを突破できますか?──
中西 僕は「日本が決勝トーナメントに駒を進める確率は33%!」と公言しています。予選リーグからは上位2チームが決勝トーナメントに進出するのですが、「グループF」からは、ブラジルがほぼ間違いなく通過するでしょう。2005年のFIFA最優秀選手、及び欧州最優秀選手に選ばれたロナウジーニョ(バルセロナ所属・スペイン)をはじめとするスター選手の宝庫で、隙が見つからない。
となると残る指定席は一つ。世間の予想は様々ですが、私は冷静に判断して日本、クロアチア、オーストラリア3か国すべてにチャンスがあると思っています。なので、予想となると「3分の1の確率」としか言えません(笑)。きっとどの組み合わせも、手に汗握る展開になるでしょう。
──日本が1次リーグを勝ち抜くための条件は?──
中西 初戦のオーストラリア戦は絶対落とせない!最悪でも引き分けで、「勝ち点1」を確保したい。「オーストラリアには勝てる。問題はクロアチアだ」という見方をする人が多いようですが、僕の考えは違います。クロアチアには勝てる要素があるのです。

初戦をモノにすれば、クロアチア戦にも勝機が見える。理由は2つあって、まずクロアチアが初戦でブラジルに負けるとすると、日本戦ではとにかく点をとって、勝ちに行かなければならなくなる。そこに隙が生じるわけです。カウンター攻撃も有効になるでしょう。
もう1つの理由は、クロアチアには自分たちが「日本より上だ」という意識が強いこと。これは必ず焦りを生む。
こう考えると日本チームには「オーストラリア戦は慎重に負けない戦いを、クロアチア戦は相手の隙を狙って勝ちに行く戦いを!」してほしいですね。




