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おやじのための自炊講座

食べることが何よりも好きという“おやじ”が“おやじ”のために紹介するレシピ集。また日々食する食べ物についての思いなども刻々とエッセイ風につづられている。

こだわり男の料理本研究

 知っているようで知らない料理の用語は意外に多い。例えば「塩少々とひとつまみ」「ゆでるとゆがく」の違いはご存知だろうか?そんな基礎知識を集めた本が人気を集めている。中でも「調理以前の料理の常識」(講談社、税別1400円)は、続編を合わせて約33万部の売れ行き。そもそも「結婚前の若い人に活用してもらいたい」と企画された本だが、料理を始めようとする男性にも手にとられている。

 内容は料理の基本中の基本。例えば、「米の1合と1カップの違いは?」などの設問。1カップは200ミリリットルで、1合よりやや多い。「たらこ1腹と1本の違い=2本で1腹」といった内容や、野菜のゆで方では、原則は「土の中にできる野菜は水から、地面より上にできる野菜は湯から」「青菜をゆでるとき、湯に塩と油を少量加えると色鮮やかになる」などお役立ち情報も盛り込まれている。料理の手順やコツは写真ではなく、イラストで説明しているのも特長だ。

 今さら常識的なことは妻にも聞けない、忙しくて料理教室へ通えないという人はこのようなあんちょこ本を片手に料理を始めてみてはいかがだろう。

昆布は洗うの?から始まる
初心者向け一冊

『男の料理きほん塾 —和・洋・中・韓のおかずから酒の肴まで105品』
別冊エッセ 扶桑社 1200円(税込)発売中

入門者用の料理本。巻末にはみじん切りの仕方から、調理法の名前の由来まで解説しており、初心者にやさしい構成だ。和、洋、中、韓、創作料理と、それぞれのシェフが紹介し、"基本"とはいえ、これ一冊を覚えれば、幅広いレパートリーを習得できる。とじ込みには料理の「さしすせそ」から教える基礎用語を掲載。

簡単だけど家族を「へ〜」とうならす料理を作りたい
中級者向け一冊

『木村祐一 ベストレシピ』
木村祐一著/ワニブックス/1575円(税込)/発売中

 新婚ホヤホヤのキム兄こと木村祐一さんが今月初めに発売した料理本。テレビ番組『浜ちゃんと!』『アフリカのツメ』で芸能界の食通たちをうならせた伝説のレシピ50選を紹介し、冷蔵庫に残っているような食材で簡単にかつ一風変わった料理が作れる。豆腐・野菜、海の幸、肉料理、鍋料理、シメの料理、軽食・デザートといった5部構成で、お家でできる“洒落た居酒屋風メニュー”といった内容だ。

料理は一通りできる人がとことん極める
上級者向け一冊

『あなたのために いのちを支えるスープ』
辰巳芳子著/文化出版局/2730円(税込)/発売中

 82歳で現役料理家、随筆家の辰巳芳子さんがスープを中心に指導するの料理本。離乳食に始まり人生最期の時まで人間を支えてくれるスープこそ、家庭料理の砦と説く。自身の介護体験と和洋の料理研究の果てに築き上げたスープ、汁物のすべてを、懇切丁寧に記している。だしのとりかた一つでも細かく手間ひまかかる調理法だが、じっくり読破すれば本来の料理のあり方を知ることができるだろう。料理、人生哲学を学べる本としても価値のある一冊だ。

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