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小笠原流に学ぶ「和」の流儀 第10回 和食を楽しむ/お酒の粋なたしなみ方
小笠原流礼法宗家 小笠原 敬承斎 氏
2008年6月12日

(取材・文=中山恵子 協力=キッチュ 取材協力=椿山荘)

お酒好きを「左党」と呼ぶわけ

お酒を嗜まれる方を「左党」と呼びますが、これは日本酒を飲むときに、男性は左手に盃をもつことからきています。また、武士が活躍した時代には常に刀を右手で抜けるように右手を開けていたためともいわれます。こうした昔からの慣習に習って、現代の男性も左手で盃を持つことも素敵ではないかと思います。女性は盃を右手で持ち、左手を添えるとよいでしょう。

盃は小さいので片手で取っても落とす心配はありませんが、本来、器は、右手で取り上げてから左手に持ちかえるのが正しい扱い方です。したがって盃もていねいに扱うように心がけてください。日頃から正しい器の扱いに不慣れな方は、ていねいに扱うことに最初はぎこちなさや不自然さを感じるかもしれません。しかしながら、そうした努力なしに自然なふるまいは生まれないのです。日本酒を粋に楽しむためにも、正しい器の扱いを身につけましょう。

かつては、男性は左手で盃を持っていた [ 画像クリックで拡大

現在は、杯は右手で取り上げてから左手に持ちかえる
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