文・写真=宇山 恵子

「絶品ハヤシライス」(1800円)。デミグラスソースは胃にもたれないよう小麦粉を一切使わずにとろみを出す。但馬牛は赤身の旨みと歯ごたえが絶妙のA4ランクを使用
本物のフランス料理を気軽に味わえる店として、地元の人々で連日大にぎわいの洋食店「ブレジェール」。30年以上、大阪や神戸のホテル・レストランで活躍し、日本エスコフィエ協会*の会員でもある藤原正美さんが、13年前にオーナーシェフとしてオープンした店だ。「フォワグラなどフレンチの素材や技を使って、日本人にも馴染みやすい洋食を作り、『値段も敷居も高いフランス料理』のイメージを払拭したかった」と藤原さんは言う。
一番人気は「絶品ハヤシライス」(1800円)。4日間煮込んだデミグラスソースとシャキシャキした歯ごたえが残る淡路島の玉ネギ、パプリカ、ナス、そして但馬牛を使った本格派。土鍋に盛り付けてチーズをたっぷりかけ、オーブンで加熱してグツグツと煮立ったところに半熟卵を載せる。この半熟卵は、デミグラスソースとの相性もバツグンだ。最後に添える、あぶったローズマリーの香りが食欲をそそる。盛り付けも色鮮やか。食べる前から視覚、聴覚、嗅覚を刺激する一品だ。





