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第5回 ちはるさんに聞く 人と一緒に成長する そんな家が理想の家

2008年4月15日

ちはるさんが今の住まいに暮らし始めたのは2000年のこと。「駅の周辺はごちゃごちゃして落ち着かないから」と、最寄り駅から徒歩15分ほどの閑静なエリアを選んだ。周囲に高い建物が少ないから、見上げれば広い空が広がる。そんな街の雰囲気に心地良さを感じた。

自分のイメージをとことん伝える

購入したのは施工前の建売住宅。建売とはいえ、業者の「自由設計できる」という言葉に引かれたという。


「でもね、実際選べるといっても『壁紙はこの3種類から選んでください』という感じだったんです。壁紙や天井、床材、どれをとっても選択肢が少ないし、気に入らないものばかり。だから、最初から設計士さんと衝突してしまいました。『なんでこの素材でできないんですか?』って。要望した素材を使えばすごくコストがかかると言う。だから私もインテリアについて勉強して、いかに納得できる素材を、コストを抑えて使えるか、何度も何度も話し合いました。言葉だけでは中々イメージが伝わらないので、インテリアショップを周ってできるだけ具体的な資料を集めて、それを設計士さんや大工さんに見せながら交渉したんです」


床は子供が裸足でも走り回れるように天然無垢のパイン材にこだわり、天井にわざと梁を出し、壁は壁紙ではなくペンキで塗りたい。ちはるさんが考えるそんな“住まい”を、毎日現場へ通いながら設計士や大工の棟梁に伝えつづけた。


「だって家って一生に一度の大きな買い物でしょ。35年ローンを組んで購入するわけだから、納得できる家に住みたいですよね。私は長い間住んでもきたなくならない、味が出てくる家にしたかった。家作りにおいて一番大事なことって住んでみて気持ちいいと思える空間にすることじゃないですか。だから妥協したくなかった。結局、2カ月で仕上がるところを、半年もかかってしまいましたけど(笑)。でももっとこだわってもよかったかなと、今となっては思いますね」

 

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