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首都圏のマンション市場はこのところ節目を迎えつつあるようだ。2006年後半から2007年前半にかけて都心部を中心に物件の供給が減少し、価格が上昇気味で推移した。その動きは都心部から徐々に周辺部へと広がり、郊外でも価格が上昇するエリアが目立った。

通常、価格上昇の動きは需要を喚起し、市場が盛り上がる方向に働くが、景気の先行き不透明感などから需要・供給とも頭打ちとなっている。加えて2007年6月に建築基準法が改正され、マンションなどの建築確認申請の手続きが厳格化されたため、着工戸数もこのところ連続して前年を下回っている。そのため2007年の首都圏マンション供給は前年比18.1%減の6万1000戸強止まりとなった(不動産経済研究所調べ。以下同)。

2008年も全体としては供給減が続き、2年連続でマイナスになるとの予測が出ている。そんななか東京都区部については供給が回復し、前年比9.0%増の1万8000戸の供給が見込まれる。これは湾岸エリアでの超高層マンションや、山手線内エリアでの再開発などで大規模な物件がまとまった数で供給を計画しているためだ。さらに既成住宅地での小規模・低層マンションの供給も活発化しつつある。

そうした都心部の物件は1億円を超える住戸も多いなど決して低い価格帯とは言えないが、内装や設備、サービスのグレードは価格に相応しい内容のものが目立つ。再開発で周囲を一体化したランドスケープをつくりこんだり、既成住宅地の閑静な環境を享受したりと、住環境としても贅沢な仕上がりとなっているケースが少なくない。

都心に居ながら、あたかも楽園に住まうかのようなライフスタイルを実現できる、そんな癒しのプレミアムマンションが続々誕生している。

(撮影協力:グランドメゾン東戸塚マンションギャラリー)


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大森 広司

住まい研究塾主宰。編集プロダクションを経て93年よりフリー。現在、『住宅情報マンションズ』、『住宅情報タウンズ』、オールアバウト「マンション入門」などで住宅関連全般にわたって取材・執筆活動を続けている。著書に『マンション購入 完全チェックリスト』(日本実業出版社)、『新築マンション買うなら今だ!』(すばる舎)などがある。

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