麻生太郎首相が住宅ローン減税を「過去最大」に引き上げると表明して以来、来年の減税額は600万円にアップするとの見方が有力になっています。しかし実際にどのくらいオトクになるのかはあいまいなまま、600万円という数字が一人歩きしている面があるのも事実です。過去最大の減税のオトク度を検証してみましょう。
現状の住宅ローン減税は最大160万円に縮小
住宅ローン減税とは、年末のローン残高に控除率をかけた金額が、入居後一定期間にわたって所得税から控除される制度です。1999年から2001年6月に入居した場合は控除額の合計が587.5万円と過去最大でしたが、その後徐々に縮小され、2008年の入居では160万円となっています。現状の制度は控除期間10年と15年のいずれかを選択する方式となっており、控除率はそれぞれ異なりますが、最大控除額は同額です。
2009年の住宅ローン減税がどのような制度になるかは、現時点(2008年11月25日時点)では明らかではありません。最大控除額600万円と仮定した場合に考えられる最も単純なパターンは、減税の対象となるローン残高の上限を6000万円とし、10年間にわたって一律1%の控除率で計算するというものです。





