(写真と文:三井 公一=サスラウ)

都内の Nikon D3 / D300 発表会場
カメラ:Nikon D200 レンズ:AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)
1999年に「D1」をリリースしてデジタル一眼レフカメラのマーケットを築いたニコン。そのニコンから35ミリ版サイズの「FXフォーマット」を採用した「D3」が登場した(関連記事)。
D3はニコンが新開発した大型の有効画素数12.1メガピクセルCMOSセンサーを搭載。EXPEED(エクスピード)と呼ばれる画像処理コンセプトと、約9コマの高速連写(FXフォーマット時)やライブビュー機能、広範囲な撮像感度を実現したプロフェッショナル向けの「闘うカメラ」だ。
D3を触った印象はかなり良い。D2シリーズから評価が高かった操作性を受け継いでいるので、すんなりと手になじんで違和感なく撮影が可能だった。スイッチやボタン類も適切に配置され、フォトグラファーが撮影に集中できるようにデザインされている。
モードやセッティングを呼び出して変更するシーンなどでは、長くニコンと関わっている、デザイン界の巨匠ジウジアーロ氏のコンセプトデザインの高さを感じることができるだろう。
8月23日に都内で開催された発表会には世界中からプレス関係者が集結。同時に発表されたDXフォーマットのフラッグシップ機「D300」や交換レンズ群と共にD3は彼らに好意的に受け入れられたようだ。スペックはもちろんだが、人間の「感性」に直結する使い勝手や操作性の高さ、旧モデルとのバッテリー共通化や、D300のファインダー視野率100%など、地味だが重要なところは手を抜かない「ニコンイズム」が実に素晴らしい。今まで4000万本生産販売されてきた膨大なニッコールレンズへのサポートなど、創立90周年を迎えたニコンの真面目さや良心を感じた関係者は多かったようだ。
キムタクのCMによるD80や、エントリーモデルD40シリーズ(関連記事)が好調なニコン。今後はより高画素のFXフォーマット機や明るい単焦点レンズの発表が期待される。




