(写真と文:三井 公一=サスラウ)

写真=販売が終了されるコダクローム
カメラ:Nikon D2x レンズ:Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)
名フィルムが終焉を迎えようとしている。ポール・サイモンが「僕のコダクローム(Kodachrome)」で歌った、コダック社製ポジフィルム「コダクローム」である。
独特の発色と細かい粒状性、クリアなヌケを誇り、多くのプロ写真家に愛用されてきたフィルムだが、デジタル化が進み大幅な需要落ち込みを受けて、日本での販売は在庫限りということになった。(関連記事)
このニュースを知った写真家や愛好家が購入に走り、大手量販店では棚に陳列されている姿を見ることは稀だ。コダックによると在庫終了は2007年3月末頃ということだが、この様子では早まる可能性があるかもしれない (海外の主力市場では販売継続の予定らしい)。
ちなみにコダクロームの現像処理だが、2007年12月20日までの受付は日本国内で処理し、それ以降の受付分はアメリカ・カンザス州で行うということだ。
K-14という一般のポジフィルムと違う特殊な現像方式のため、処理施設(ラボ)が限定されてしまうのだ(この特殊さがこのフィルムの特長を生み出すと共に、処理に時間がかかるという弱点でもあった)。
「ニコンのカメラを手に入れた…」とポール・サイモンが歌ったコダクローム。その独特の味わいを楽しめるのもあと僅か。
久々にフィルムカメラを引っ張り出して、コダクロームで写真を撮ってみませんか?




