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観客を楽しませることに徹底した映画だ

そんな“年老いた”ジョーンズの良き相棒となるのが、本作で初登場する青年マット。ハリウッドの新星シャイア・ラブーフが演じるマットは、若かりしジョーンズを彷彿とさせる反骨精神を持っていて、ショーン・コネリーが扮していたジョーンズの父とジョーンズとの関係を思い起こさせる。

スピルバーグによる厳しいダメ出しが相次ぎ、脚本作りはかなり難航したようだが、それでも完成にこぎつけた原動力について、フォードはこう説明してくれた。

「これまでたくさんの映画に関わってきて、役にも恵まれ、とても幸せだった。観客にとっても、映画の魅力は人それぞれだろう。ただ、言えるのは、このシリーズと同じようなスピリット──とにかく観客を楽しませることに徹底した映画は他になかったと自負している。そんな映画を作り上げてきた人たちとまた仕事ができるチャンスは見逃せない。それが、私にとっての一番のモチベーションだった」

ストーリー 19年ぶりに作られた人気シリーズの第4弾。米ソ冷戦のまっただ中の1957年。歴史学者にして冒険家のインディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)は、青年マット(シャイア・ラブーフ)に誘われ、秘宝の水晶ドクロ(クリスタル・スカル)を求める冒険へと出発する。一方、ソ連工作員イリーナ(ケイト・ブランシェット)もスカルを追っていた。ペルーの密林でインディたちはイリーナの執拗な妨害をかわし、歴史的な謎に迫るが……。

橋爪 さつき

一般企業でのわずかな会社員生活の後、映画雑誌、料理雑誌編集部員、フリーランスを経て、企画編集会社キッチュを設立。いくつかの映画サイトを企画運営する一方、男性誌「Pen」女性誌「PHPスペシャル」などでも執筆。「韓国映画俳優事典」「冬のソナタ『キム次長』クォン・ヘヒョと学ぶハングルスタートブック」(共にダイヤモンド社)などを編集。

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