
「陰で良くない評判が立ったこともあります。台本にケチばかりつける、監督の言うことを聞かないで芝居をする、とか。そんなつもりはもちろんありませんでしたが、ただ意見を出し話し合うことを嫌がる傾向が、日本ではまだ多いと思うんです。
でもそれこそが、『築地魚河岸三代目』のテーマでもあり、とても大切なことなんです。ぶつかり合わないと相手が本当に伝えたいことが見えなかったりしますよね。ぶつかるというのはけんかをすることではなく、意見を出し合ってお互いに納得しあうということ。
納得いかないままに進んでも、それで“この映画をぜひ見てください!”なんて言うことは、ルール違反だと。それは無責任なのじゃないかと」




