「理想はハリーかロン。でも知性をとってハリーかな(笑)」

キャストが同じ一方で、監督は異なるのがシリーズの特徴だ。今回は思春期の恋愛がテーマの1つであるため、ヒュー・グラント主演のロマンティック・コメディ、『フォー・ウェディング』を撮ったマイク・ニューウェル監督に白羽の矢が立った。ロマンスはお得意の監督だが、ハリーとドラゴンが闘うシーンなど特撮の部分では苦労したようだ。
「このような大作を手掛けることは初めてなので、緊張しました。私はちょっと気短なところがあるので、特撮ではなく実写でやりたいと思いましたし、リアルに撮りたかったのです。でも、残念ながらドラゴンは実在しません。それくらい私もわかっていますが、それでもリアルさを追求したいと思っていました。でも、特撮スタッフに、“大丈夫、リアルなドラゴンを僕たちがつくるから”と頭をなでられました。“信じてくれれば大丈夫”と。したがってこの2年間、その言葉だけを信じて映画をつくってきたわけですが、信じるだけというのは難しいことですね」
と監督はユーモアを交えて語った。
ワトソンには、記者からこんな質問も飛び出した。「シャープで頭のいい“ハリー・ポッター”タイプ、とても温かい心をもっていて面白いけれど、乱雑な“ロン”タイプ、タフでしっかり者の“ビクトール・クラム”タイプ。どの男性が好み?」という3択だ。
「理想はその3つがちょうどよく混ざったタイプ。今、(隣に座った)デイビットが“みつかるよ、きっと”言ってくれましたが……。とても難しいのですが、ハリーとロンのどちらかがいいな、と迷いますが、知性をとってハリーです」
15歳にして大女優の風格だが、その一方で、
「今回、ハーマイオニーにとっていちばん重要だったのは、パーティに登場するシーン。シンデレラのように変身するのですが、期待も高かったので、完璧に演じたいと思いました。あれがうまくいっているといいのですが……」
と乙女心ものぞかせた。迫力の決戦シーン同様、ドレスアップしたハーマイオニーにも注目したい。






