
今回の焦点
「ポルシェ」の名前になにを期待する?
「ポルシェ」と言えばイタリアのフェラーリと並ぶ、言わずとしれたドイツの世界的スポーツカーメーカーである。野球でいう「長嶋」や「王」、サッカーで言う「ペレ」や「マラドーナ」に匹敵するブランドであり、おそらく免許を持っている男性で知らない人はいないであろう。
だがその実、ポルシェのどこまで知っているか? は驚くほど千差万別だったりする。
ちょっとクルマに詳しい人ならば「911」と言う最も長い歴史を持つ、最も有名なモデルを知っているだろうし、もっと詳しい人ならば911がリアエンジンという珍しいレイアウト方式を取っていることや、エンジン自体が水平対向6気筒という珍しい形式であること、それ以前に「356」というモデルがあったこと、創業者のポルシェ博士が初代VWビートルの設計者だったことまで知っているだろう。
だが、一転、視点を変えて日本の全免許保持男性レベルで言うとそこまで知っている人は1割にも満たないと思われる。それは私が関わっている一般雑誌編集者レベルでも「911」と聞いても全く無反応な人が多いことなどから容易に推察できる。特に30歳以下の世代はそうだ。
つまり大抵は「ポルシェというカッコいいスポーツカーがある」ことや「カエルのようなカタチをしてる」こと「確かドイツ製だった」ぐらいの漠然とした知識しかないのだ。
それは長嶋茂雄が右打者だったり、立教大学卒業だったりすることよりも知られていない。ポルシェは有名ではあるが、しょせんは高価な高嶺の花ブランドであって、身近ではないし、ヒーローでもない。細かいことには無関心なのだ。
※長嶋茂雄の下りでタイプミス(左→右)がありました。お詫びして修正します。





