<プロローグ>
人間誰しも美しく生活したいと思っている。それは見た目だけじゃない。中味から美しくということだ。
それはクルマも同じである。今どきクルマを実用性だけで買う人はいない。だったらトラックやバンでいい。そうではなく、乗る人の身体はもちろん、時には頭や心まで気持ち良くしてくれるから買うのである。それはスタイリングであり、走りであり、質感であり、ブランド性であり、知的興奮を誘うエピソードである。クルマはある意味、五感で味わうプロダクトだ。だから楽しくも難しいのである。
というわけでこの“ビューティフルライフカー”では私、小沢が美しさや知的エピソードを中心にクルマを語っていこうと思う。
<コンセプト>
向こう30年勝てないと思わせたい?
2月のホンダ・インサイトの発売から始まった日本におけるハイブリッドカー戦争。久々の明るい話題ではあるし、当初はプリウスとは「格が違う」とタカを括っていたであろう王者トヨタも、最近では一部ホンキを出さなければいけないと感じているようだ。
それが伺えるのは、今回プレス向けに行われた新型プリウスのプロトタイプ試乗会。もちろんインサイトが話題になろうがなるまいが、事前試乗は行われたのだろうが、今回は規模が大きく、発売約1カ月半前の記事公開まで許している。それはインサイトを買おうとする顧客に対する「ウチももうすぐ出ますよ」という牽制球である可能性も高い。





