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徹底検証 インサイトvs新旧プリウス〜安さか、性能か、その両立か

2009年2月26日

<プロローグ>

 人間誰しも美しく生活したいと思っている。それは見た目だけじゃない。中味から美しくということだ。

 それはクルマも同じである。今どきクルマを実用性だけで買う人はいない。だったらトラックやバンでいい。そうではなく、乗る人の身体はもちろん、時には頭や心まで気持ち良くしてくれるから買うのである。それはスタイリングであり、走りであり、質感であり、ブランド性であり、知的興奮を誘うエピソードである。クルマはある意味、五感で味わうプロダクトだ。だから楽しくも難しいのである。

 というわけでこの“ビューティフルライフカー”では私、小沢が美しさや知的エピソードを中心にクルマを語っていこうと思う。

<コンセプト>
5月登場ダブル プリウス…
ホンダ インサイトの“3カ月天下”か

新型ホンダ「インサイト」が絶好調だ。2月6日に発表され、約3週間で受注1万5000台。約1カ月で2万台近くは行くと思われ、この調子で納車されれば国内4輪販売のトップの座も夢ではないが、おそらく生産が追いつかないであろう。いずれにせよ、絶好調であることは間違いない。

しかし、安穏とはしていられない。なぜなら5月18日に最大にして最強のライバル、トヨタ「プリウス」の新型が発売されるからだ。ただし、新型は予想価格が250万円スタートと実にインサイトより約60万円も高い。

そこでこの世知辛い世の中、いくら新型プリウスの性能がすごかろうがインサイト人気は安泰と思われていたが、一部報道されている通り、トヨタはオキテ破りの作戦に出る。

それは現行プリウス、つまり旧型プリウスの併売だ。しかも、既に5年以上も売られて開発費の償却は完璧に終わっているので、今の226.8万円から始まる販売価格を大幅に下げると見なされているのだ。

つまり、「性能ならプリウス、価格ならインサイト」という構造を作り、販売台数で凌駕しようと思っていたホンダの目論見は見事覆され、現行プリウスを使った新鮮さはないが「価格も性能もそこそこ」な第三の大衆ハイブリッドが登場するのだ。

いったい私たちはどれを選べばいいのか。どの価値観に乗っ取って考えるべきなのか。

ここからクルマ選びの嬉しい悲鳴が始まる。

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