<プロローグ>
人間誰しも美しく生活したいと思っている。それは見た目だけじゃない。中味から美しくということだ。
それはクルマも同じである。今どきクルマを実用性だけで買う人はいない。だったらトラックやバンでいい。そうではなく、乗る人の身体はもちろん、時には頭や心まで気持ち良くしてくれるから買うのである。それはスタイリングであり、走りであり、質感であり、ブランド性であり、知的興奮を誘うエピソードである。クルマはある意味、五感で味わうプロダクトだ。だから楽しくも難しいのである。
というわけでこの“ビューティフルライフカー”では私、小沢が美しさや知的エピソードを中心にクルマを語っていこうと思う。
<コンセプト>
エコだから買うのではない
安いから買うのである
昨年のリーマンショックに端を発する世界不況もあって、不思議なほど注目されているホンダの新型ハイブリッドカー、インサイト。一応「インサイト」と名の付くモデルとしては2代目に当たるが、事実上のオールニューだ。なぜなら初代は2人乗り、今回は5人乗りでクルマの基本構成、目的が全く異なるからだ。
そして注目されているのは、不振続きの自動車メーカーの中にあって、久々に将来に希望を見いだせるモデルだからである。それはアメリカのオバマ大統領も広い意味で支援を表明しているエコカーであることと、ホンダとしては初めて大量販売が見込める量産ハイブリッドカーであることだ。





