これにはもう一つ裏事情があって、実は今、自動車の技術というのはサプライヤーが持っていて、力のあるパーツメーカーといいデザイナー、ちょっとした資本が加われば、大逆転の可能性を秘めているってことです。
──そうか。その上、今は内燃機関から電気モーターへの転換期でもあるし…
オクヤマ 今はビックスリーの危機もそうだけど、自動車産業の大転換期になるかもしれない。そしてそのチャンスは中国人もそうだし、もちろん僕にもある。
──もしや奥山さんが“日本のフェラーリ”になる日も…
オクヤマ (笑)。そこまではいいません。でも、今後の自動車界は結構、凄いことが起こるかもしれないですよ。
──なるほど! ありがとうございました。

【プロフィール】
ケン・オクヤマ(奥山 清行)
工業デザイナー:Pininfarina社(伊)在籍中はデザイン総責任者としてFerrariやMaseratiなどの世界の自動車、Ducatiなどのオートバイ、電車、航空機、船舶などをデザイン。現在は自動車を含む各種工業デザインのほか、KEN OKUYAMA レーベルにて眼鏡、山形工房より家具の製造販売も手がける。その活動は講演、執筆など多岐に渡る。
経歴:ピニンファリーナ社デザインディレクター、ゼネラルモータース社チーフデザイナー、ポルシェ社デザイナーを歴任。エンツォ・フェラーリ、マセラティー・クアトロポルテ、家具、ロボット、テーマパ―ク等数多くの工業デザインを手がける。
Ken Okuyama Design代表:アートセンターカレッジオブデザイン工業デザイン学部客員教授(米)、中央美術学院客員教授(中)、多摩美術大学客員教授、金沢美術工芸大学客員教授、山形カロッツェリア研究会主宰、山形工房代表。イタリア在住。
<オフィシャルウェブサイト>
http://www.kenokuyama.jp/
※文中敬称略




