<プロローグ>
人間誰しも美しく生活したいと思っている。それは見た目だけじゃない。中味から美しくということだ。
それはクルマも同じである。今どきクルマを実用性だけで買う人はいない。だったらトラックやバンでいい。そうではなく、乗る人の身体はもちろん、時には頭や心まで気持ち良くしてくれるから買うのである。それはスタイリングであり、走りであり、質感であり、ブランド性であり、知的興奮を誘うエピソードである。クルマはある意味、五感で味わうプロダクトだ。だから楽しくも難しいのである。
というわけでこの“ビューティフルライフカー”では私、小沢が美しさや知的エピソードを中心にクルマを語っていこうと思う。
<コンセプト>
今だかつてないカスタマーサービス
突然の経済クライシスによる急激な落ち込みが指摘されている輸入車業界。確かに状況は厳しいが、それでも期せずしてその訪れが分かっていたかのようなクルマがある。
BMW3シリーズだ。81年に日本に初導入され、現在までに42万台以上も登録されているナンバーワン人気のプレミアムカーだが、この年末のマイナーチェンジにて今だかつてない試みがなされている。それは、日本専用ボディの導入だ。
05年にフルモデルチェンジした現行5代目3シリーズは、新世代のエッジ感のあるデザインを纏っただけでなく、まったく新しいボディを採用。同時に量産車世界初となる軽量マグネシウム合金製クランクケース採用の、これまた新作直噴直6エンジンまで搭載して大人気を博した。なにしろ現在までに全世界で100万台以上も販売されているのだ。もちろんこれは歴代ナンバーワンであり、今だかつてない大成功を収めたと言える。





