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トヨタiQ〜日本人にしか作り得ない“超箱庭カー”

2008年10月20日

<プロローグ>

 人間誰しも美しく生活したいと思っている。それは見た目だけじゃない。中味から美しくということだ。

 それはクルマも同じである。今どきクルマを実用性だけで買う人はいない。だったらトラックやバンでいい。そうではなく、乗る人の身体はもちろん、時には頭や心まで気持ち良くしてくれるから買うのである。それはスタイリングであり、走りであり、質感であり、ブランド性であり、知的興奮を誘うエピソードである。クルマはある意味、五感で味わうプロダクトだ。だから楽しくも難しいのである。

 というわけでこの“ビューティフルライフカー”では私、小沢が美しさや知的エピソードを中心にクルマを語っていこうと思う。

[画像のクリックで拡大表示]

<コンセプト>
「割り切り」と言うより「欲張り」?

私がこのトヨタiQを見て、そして説明を聞いて、すぐさま頭に浮かんだ物がある。それは初代ソニーウォークマンであり、江戸時代の町人文化が生んだという“箱庭”であり、米粒1つに絵が描かれている“米絵”だ。

それは全長3m以下の超コンパクトボディの中に、人が最大4人も乗れるという画期的パッケージングだけではない。そのクルマ作りの発想、そして技術が非常にユニークかつ職人的だと思ったのだ。

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