<プロローグ>
人間誰しも美しく生活したいと思っている。それは見た目だけじゃない。中味から美しくということだ。
それはクルマも同じである。今どきクルマを実用性だけで買う人はいない。だったらトラックやバンでいい。そうではなく、乗る人の身体はもちろん、時には頭や心まで気持ち良くしてくれるから買うのである。それはスタイリングであり、走りであり、質感であり、ブランド性であり、知的興奮を誘うエピソードである。クルマはある意味、五感で味わうプロダクトだ。だから楽しくも難しいのである。
というわけでこの“ビューティフルライフカー”では私、小沢が美しさや知的エピソードを中心にクルマを語っていこうと思う。

<コンセプト>
生まれ変わった『ダンヒル』のように
イギリスには2つの顔があるのをご存じだろうか。優雅なアフタヌーンティー、ジェントルマン、ロイヤルファミリーに象徴される“古き良きイギリス”と、生まれ変わったサッカープレミアリーグ、モダン&ダンディに進化した高級ブランド、『ダンヒル』などに代表される“イケてるイギリス”だ。
まさにそれはイギリスの歴史そのもの。イギリスには、ヨーロッパだけでなく、世界を支配していた時代があり、その強くて美しい文化は変わらなかったし、そもそも変える必要がなかった。
しかし一方で、脈々と新しいカルチャーを作り続けてきたのだ。音楽で言えばビートルズに代表されるポップス、クルマで言えばF1に代表されるモータースポーツなど、どれも男性的で独特なものばかりだ。





