<プロローグ>
人間誰しも美しく生活したいと思っている。それは見た目だけじゃない。中味から美しくということだ。
それはクルマも同じである。今どきクルマを実用性だけで買う人はいない。だったらトラックやバンでいい。そうではなく、乗る人の身体はもちろん、時には頭や心まで気持ち良くしてくれるから買うのである。それはスタイリングであり、走りであり、質感であり、ブランド性であり、知的興奮を誘うエピソードである。クルマはある意味、五感で味わうプロダクトだ。だから楽しくも難しいのである。
というわけでこの“ビューティフルライフカー”では私、小沢が美しさや知的エピソードを中心にクルマを語っていこうと思う。

<コンセプト>
酸いも甘いも噛み分けた男性に捧ぐ
05年8月に国内で生まれた日本初のプレミアムカーブランド、『レクサス』は高い理想と崇高な理念を掲げている存在である。なにしろ当初から首脳陣が掲げていたテーマが凄い。
それは「高級の本質の追求」であり、「ときめきとやすらぎに満ちた最高の時間の提供」であり、「初代レクサスから存在するYET(まだまだ)の思想」であり、「源流主義」であり、「匠の技」であり、「L-finess……精緻先鋭の美」などなど。
どれも言うは易し、行うは難しのテーマで、まさしくレクサスはメルセデスやBMWはおろか、ロールスロイスやベントレーなど、世界に冠たる歴史的自動車ブランドに対抗すべく生まれたのだ。





