
ドライビングフィールはハイブリッドに軍配
要するにガソリン車との違いはここである。ガソリンの3リッターV6エンジンは6000回転までシュワーンと滑らかに回ってキモチいいがディーゼルにはそれがなく、代わりにまるで巨人の手で押されるような圧倒的な加速感が得られるのだ。これは好き好きであり、個人的には塊感のあるディーゼル車のフィーリングの方が、本来のメルセデス・ベンツ・イメージに合ってるような気もした。
しかし、見方を厳しくすればこのクルマはハイブリッド車と比べるべきだと思う。それは冒頭の対決構造もそうだし、実際Eクラスディーゼルは、ガソリン車に比べて車両価格が約170万円も高いが、その分、燃費がいいというハイブリッドカーのようなコスト構造になっているからだ。私が計ったところ1リッター当たりの走行距離は約10〜11km。ガソリン車よりも2、3割効率が良く、軽油そのものもガソリンよりリッターあたり20円近く安いのだ。
そう考えた場合、個人的にはやはりハイブリッド一歩有利だと思った。まずは価格差だが、一瞬、プリウスレベルのハイブリッドカーと比べると、価格差約3倍だと思ったが、実は真のライバルと比べると大差ない。
それはレクサスGSハイブリッドである。このクルマはお値段682万円から772万円とEクラスディーゼルに比べて若干安いが車格は同等。そしてハイブリッドカーとノーマルカーの価格差が約160万円もあるのだ。
しかし、パワーユニットが違う。GSハイブリッドは3.5リッターV6エンジン+電気モーターで、全体出力が約345馬力と数値上で大幅に速いだけでなく、明らかにフィーリングもいいのだ。
なぜならモーター特有の圧倒的な低回転域のトルク感プラス、ガソリンエンジン特有の高回転域のキモチよさが両方味わえるからである。ディーゼルは低回転のキモチ良さのみだが、ハイブリッドは全域に渡ってキモチいいのだ。




