
今回の焦点
ちょっと贅沢な発泡酒カーのお味
連載12回目にして、初めて登場する軽自動車がソニカである。ソニカは簡単に言えば久々に出た“軽のデートカー”だ。一説によれば経費のかからない“熟年向きデートカー”という声もある。
デートカーとは要するに「スポーツカーほどカッコよくないがスタイリッシュ」で、「高級車ほど上質ではないが快適」で、「実用車ほど便利ではないがそこそこ使い勝手が良くて」というクルマである。まさしく“ほどほど”や“そこそこ”の塊。しかし、その絶妙なバランスの中に、男女のデートシーンに求められるもの、すなわち適度に美しいスタイルと、適度にスポーティな運動特性と、適度に荷物が載るラゲッジスペースが求められるわけで、サジ加減が非常に難しい。もっというと適度な値段も必要になる。
私は一般的に「デートカーは80年代で終わった」と言われるがそんなことはないと思っている。依然としてクルマはデートの必需品だし、大きな武器足りえるからだ。
ただしこれ見よがしなデートカーは事実上要らなくなってしまった。なぜなら最近はポルシェ、フェアレディZと言った本格的スポーツカーでもそこそこの快適性を備えているし、メルセデス・ベンツやBMWと言ったセダンでも十分華やかだからだ。
というか逆にこれらジャンルの方が長年培ったブランド力を持っているので、ヘタなデートカーよりもよっぽど女性の気を惹く。よってますますデートカーの必要がなくなってしまったのだ。





