
今回の焦点
想定外の成功を納めた“一見不良に見える”コンセプト
10回目は、トヨタの新コンセプト・コンパクトカー、bBの二世代目を取り上げる。新型の最大の特徴はその“一見不良に見えるコンセプト”をさらに推し進めていることだ。というのも'00年に生まれた初代bBが、ある意味、想定外の売れ行きを見せたからである。
初代は当初、当時社長の現トヨタ会長、奥田碩氏の「20代の若者を採れ」の一言から生まれた。結果、スタイルを極端にボクシーにふった初代となったわけだが、あまりにも不良っぽいデザインのため、最初は「最もトヨタらしくないトヨタ車」とも揶揄された。
車名のbBにしても「ブラック・ボックス」の頭文字から採ったということで、これだけでもかなりアウトロー的だ。
また、ここまで“ワル”にふれたのは、この他に若者狙いカーとして、花王や松下電器などと組んだ異業種合同プロジェクト『WiLL』シリーズがあったこともある。WiLLがbBとは正反対のファンシー路線を採ったため、より不良路線にふり切ることができたのだ。




