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連れ立って、焼酎ダイニングへ:東京

2008年12月1日

華屋 hanaya

裏路地にひっそりと息づく隠れ家は、
2人の静かな時間を約束してくれる

とろっとした食感の「ねぎのスープ」1100円は、一口飲むだけで体が芯から温まる。これだけを飲みに来る客も多いのだとか。常圧蒸留と減圧蒸留の麦焼酎をブレンドした「泰明」700円は、麦らしい風味と、スッキリとした味わいが魅力。豚肉料理にも合う

お金と時間に余裕のあるおとながタクシーを飛ばし、足繁く通う「華屋」は、第一陣が引けた遅めの時間の訪問がいい。もともと飛び込みが少ない店だが、22時を過ぎると、一段と落ち着きを増す。

店長はじめスタッフはどちらかといえば寡黙。常連であっても適度な距離感を保っているので、初めて行く客でも肩身の狭い思いをしないで済むのがありがたい。

この日は店長に薦められ、3年前のオープン以来不動の人気メニューだという「ねぎのスープ」を注文。「汁物に焼酎?」と意外に思ったが、これが想像以上に合う。数種類のねぎを半日かけて煮込んだスープは奥深く、複雑な甘みと旨みは、舌がたちまち味を覚えてしまうほど。これを引き立てるのは「泰明」。麦の香ばしさをまといつつ、それでいて出しゃばり過ぎない。絶妙な組み合わせに、たちまちスープもグラスも空となる。「小ナスの梅煮」「特選豚タン」で景気付けをした後は「トマトの炊き込みご飯」で仕上げ、といきたいところだが、これも立派な肴になる。お茶を頼むつもりが、すぐさま「旭万年星」の水割りに変更。寡黙な店主が「してやったり」という面持ちで静かに笑った。

<食後録>
料理と焼酎の合わせの妙を堪能できる三宿の隠れ家。「いつかは常連に」という夢を抱かせる心憎い雰囲気が漂う。

素揚げした小なすを、さらにごま油で焼いた「小なすの梅煮」1100円は、口に入れると爽やかな梅の酸味が広がる

「トマトの炊き込みご飯」1200円は目にも楽しい一品。食べる直前に混ぜ、粗挽き黒こしょうでアクセントを添えて

「長雲」、「旭万年星」は女性に人気の銘柄。右端の「がらるっど」700円は入手困難なプレミアム芋焼酎

和食一徹の店長の小山氏だが、バルサミコ酢やオリーブオイルなど、和以外の調味料を斬新に料理に取り入れる天才

住所東京都世田谷区三宿1-3-2
電話03-3418-2478
営業時間18:00~翌1:00(L.O.24:00)
定休日日曜
アクセス東急三軒茶屋駅から徒歩8分
カードほぼすべて可

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