そしてアカデミー賞では、前述のように有名スターが1人として登場していないばかりか、キャストがほぼ全員インド人で、3分の1がヒンズー語であるにも関わらず、作品賞を含む8冠に輝いた。製作国もイギリスで、アメリカ以外の国が製作した映画が作品賞に輝くのは、88年の『ラストエンペラー』(イタリア、イギリス、中国合作)以来21年ぶりのこと。すべてがこれまでの常識を打ち破る、「運命によって導かれた」としか説明しようがないことばかりの映画なのだ。
劇中、18歳の少年ジャマールは最後の質問にのぞむ。その行方を固唾をのんで見守るのは、インド中の国民たち。街頭テレビの前で、家庭で、彼らもまた、ジャマールが幸せになる運命を信じていたいのだ。はたして最後に奇跡が起こるのかどうか? 結末にどんな運命が待ち受けているのかは、ぜひ劇場で確かめてほしい。
『スラムドッグ$ミリオネア』公式サイト
slumdog.gyao.jp







