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そして、3つ目として挙げたいのが観客にこびない姿勢。よく言えばわかりやすい、悪く言えば子どもだましなハリウッド映画が多い中で、この映画は、まるで観客を選ぶかのように「わからなければ見ないでいい」と突き放してくる。だが、例え最初はわからなくても、見ている間にきっと、ザック・スナイダーが描きたかった世界観が伝わってくるはずだ。

日本人が知っているようなハリウッドスターは、ほとんど登場しない。映画本編は2時間43分にも及ぶ。そもそも、作品自体が「R-15」指定だ。でも、だからこそ楽しめるモノがあることを、この映画はわからせてくれる。トイレに行って、ついでに飲み物や食べ物もしっかり買ってから、腰を落ち着けてじっくりと味わいたい作品だ。

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『ウォッチメン』公式サイト
 www.watchmen-movie.jp

安部 偲

早稲田大学を卒業後、演劇活動を経てフリーライターとなり、映画とネットビジネスを中心に執筆。著書に「映画監督になるということ」(演劇ぶっく社)、「eビジネス用語 早わかり辞典」(日本実業出版社)がある。2001年、有限会社キッチュを設立。現在、映画情報サイト「MOVIE Collection [ムビコレ]」や、アイドル支援サイト「アイドルcheck!」などを運営中。

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