アジア圏で絶大な人気を誇る『三国志』。この古典的英雄伝を、アジア映画史上最大規模の100億円という製作費を投入し、『フェイス/オフ』『M:I-2』のジョン・ウー監督が映画化したのが『レッドクリフ』だ。公開前から大がかりなプロモーションが話題を呼び、旋風が吹き荒れているこの映画。その魅力に迫ってみた。
まずは『三国志』について、おさらいしておこう。紀元2〜3世紀にかけ、漢が衰えると、次の覇王を狙う武将たちが戦いを繰り広げ、魏・呉・蜀の三国が覇権を争う時代を迎える。この100年に渡る「三国時代」を記した歴史書が『三国志』だ。元は歴史書で、全65巻に及ぶという。その後、語り継がれてきた物語を加味し、14世紀に生まれたのが『三国志演義』という娯楽小説。そこにも登場し、『三国志』の中でも人気の高いエピソードである「赤壁(red cliff)の戦い」に焦点を当てたのが、この『レッドクリフ』だ。






