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それだけに、本作の監督で、ドラマ版でも演出を手がけている西谷弘は、「最初から映画化が決まっているということは、まずはドラマをヒットさせないとシャレにならないというプレッシャーがあった」と語っている。

そうしたプレッシャーをはねのけ、ドラマはテンポの良い演出で大ヒット。今回の映画版では、「原作の人間ドラマが充実していたので、できるだけ原作に忠実に行こうとした」(西谷監督)と明かしている。その言葉通り、人を愛する気持ちや、友だちを思いやる気持ちが、ドラマから溢れ出し、ミステリーなのに泣ける感動作に仕上がっている。

『容疑者Xの献身』公式サイト
 yougisha-x.com

安部 偲

早稲田大学を卒業後、演劇活動を経てフリーライターとなり、映画とネットビジネスを中心に執筆。著書に「映画監督になるということ」(演劇ぶっく社)、「eビジネス用語 早わかり辞典」(日本実業出版社)がある。2001年、有限会社キッチュを設立。現在、映画情報サイト「MOVIE Collection [ムビコレ]」や、アイドル支援サイト「アイドルcheck!」などを運営中。

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