『下妻物語』『嫌われ松子の一生』の天才監督・中島哲也が、今回手がけたのは、まさに魔法のような1本。1日しか記憶がもたない女の子と、チョーわがままなクソジジイが心を通わせていく様子が、カラフルな映像で綴られてゆく本格ファンタジーだ。次々と飛び出すギャグに大笑いしていると、知らず知らずの間に涙まで流れている。「笑って泣ける」との評判も高いこの映画の魅力に迫ってみた。
舞台は一風変わった患者ばかりが入院している病院。そこに、一代で会社を築き上げたクソジジイの大貫(役所広司)も入院していた。みんなから鼻つまみ者の彼の口癖は「お前が私を知ってるってだけで腹が立つ」というもの。誰かに名前を呼ばれるたびに、このセリフが飛び出すのだ。






