日本映画としては初の3部作構成で、3作の総製作費が60億円という破格のスケールで贈る、この初秋、必見の映画が『20世紀少年』だ。原作は『YAWARA!』『MONSTER』などのヒットコミックを次々と生み出している浦沢直樹。監督は『TRICK』『明日の記憶』などのヒットメイカー堤幸彦。8月30日より公開となるのは、その第1章だ。“「終わり」が始まる”というキャッチフレーズもパンチのある本作の魅力に迫ってみた。
主人公はケンヂ。1997年、ロックスターの夢を抱きながらも挫折した彼は、今は失踪した姉に代わって赤ん坊を育てながらコンビニを運営する、さえない毎日を過ごしていた。だが、そのケンヂの周辺が、お得意先の教授一家失踪事件や、小学生の頃の友だちドンキーの自殺などで、にわかにざわめき始める。
同じ頃、巷では“ともだち”と呼ばれる教祖が率いる教団が、いくつもの事件を引き起こしていた。“ともだち”は「世界征服」や「人類滅亡計画」といった荒唐無稽な教えで信者を増やしていたのだが、驚くことに教えの内容は、小学生のケンヂが友だちと一緒に、空き地の秘密基地で考えた「よげんの書」とそっくりであった。
“ともだち”とは、いったい誰なのか? そして、「人類滅亡計画」は本当に起こるのか? ケンヂが一連の事件が、自分たちが作った「よげんの書」からはじまっていることかもしれないと思い始めた頃、さらなる大事件が世界を襲い始める……。






